【絵本紹介】学級じまいに読んだら号泣して収集つかなくなった本
今日は絵本の紹介です。
赤ちゃんはもちろん、幼児から小学生まで、いろんな子に読んであげたい本です。
絵本っていいですよね。
表紙、挿絵、言葉一つ一つから、作者のメッセージが伝わってくる。大事に大事に作られた一ページずつを、優しく、ゆっくり読む様には深い愛情があり、読む人も聴く人も幸せな時間を過ごすことができる。
私は、我が子が生まれる前から、学校の子どもたちに読み聞かせをしたり、手に取って読んでもらったりしたくて、日々書店やインターネットでおすすめの絵本を探していました。
さて、今日紹介する本は、つい先日新生児の我が子に読んだ本ですが、高学年の子どもたちに向けて、お別れの日に読み聞かせをしようと書店で絵本を探していた時に出会った本です。
『いつかあなたがおおきくなったら』 サンマーク出版
作 エミリー・ウィンフィールド・マーティン
訳 なかがわ ちひろ
お話の概要
「この せかいに
やってきたばかりの あなたは
これから どんな
すてきなことを するのだろう——」
まだ生まれて間もない赤ちゃんへのメッセージから、お話がはじまります。これからどんな風に育ち、個性をもち、どんなことをするのかな。どんな成長をしていくのかな。
そんな、我が子の成長を見守るあたたかいまなざしに満ちた、素敵なお話です。最後は、どんなあなたになっても、ずっと見守っているよという、あたたかなメッセージで締めくくられています。
感想
新生児の我が子に読み聞かせをしたけど、正直意味は全く伝わっていないだろうし、もう少し大きくなってから読んでも「?」なところが多いんじゃないでしょうか。 小学生に読み聞かせても、「へぇ」「そうなんだね」くらいかもしれません。
この絵本に心打たれる・動かされるのは、間違いなく「読み手」ですね。
最後の
「いつか あなたが おおきくなったら
わたしを みつめる
ひとみを みつめて
わたしは うなずく
ずっと おうえんしていたよ
あなたが あなたになることを」
というところが、一年間ともに学び、ともに育ち、時にぶつかりあい、時に笑いあい涙しあった子どもたちへの自分の思いと重なりました。クラス最終日前日に家でリハーサル読みをすると、その時点で号泣。当日、やっぱり読みながら号泣。子どもたちもそれを見て号泣。お話を聞きながら号泣。あたたかい雰囲気に包まれた最後の時間を過ごすことができました。
新生児の我が子に読んだときは、これからの成長を楽しみに、夢膨らむ思いでいっぱいになりました。
我が子は、元気いっぱいに駆け回る子になるのかな。
恥ずかしがりやな子になるのかな。
ちょっと泣き虫ボーイになるのかな。
チャレンジ精神旺盛な子になるのかな。
もしかしてひねくれボーイ?
困ってる子を助けてあげる、優しい子になるのかな。
どんな子に、どんな人になっても、ずっとおうえんしているよ。と、そんな気持ちに包まれます。そんな読み手の気持ちは、聴き手にもしっかりと伝わるんじゃないかと思います。読みながら、読んだ後も、そんなあたたかい雰囲気を共有できる、そんなきっかけになる本です。
おすすめ
◎子育てがはじまる・はじまった新米パパママに
◎子育て奮闘中・悩み中のパパママに
◎小学校の先生もぜひ 「学級じまい」におすすめ
一人でひっそり読んでもいいし、子どもに伝えるように読むのもいいですね。
みなさんも、素敵な絵本ライフを楽しみましょう♪
↓ 応援よろしくお願いします♪ ↓